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赤潮の被害

赤潮により主に以下の漁業被害が発生します。

魚類の斃死

増殖したプランクトンにより海中の溶存酸素濃度が下がります。その結果、魚類が窒息を起こし斃死します。

■赤潮により斃死した魚(2005年 南伊勢町)

赤潮により斃死した魚(2005年 南伊勢町)

■赤潮により斃死した魚

赤潮により斃死した魚(2005年 南伊勢町)

出典:三重県水産研究所HP

貝毒

増殖するプランクトンには毒性を持つものがおり、このプランクトンを二枚貝が捕食することで貝の体内に毒素が蓄積されます。毒を蓄積した貝を食べることで、麻痺や下痢などを症状とする食中毒が起こります。

■麻痺性貝毒の原因プランクトン『アレキサンドリウム・カテネラ』(左写真)と、下痢性貝毒の原因プランクトン『ディノフィシス・アキュミナータ』(右写真)

麻痺性貝毒の原因となるプランクトン(アレキサンドリウム・カテネラ) 下痢性貝毒の原因となるプランクトン(ディノフィシス・アキュミナータ)

出典:三重県水産研究所HP

海苔の色落ち

海苔は海中のリンや窒素等の栄養塩を吸収し黒色に成長します。一方、赤潮の原因のひとつである植物プランクトンもこれらの栄養塩を吸収して成長します。赤潮などにより、植物プランクトンが増殖すると海中の栄養塩が不足して海苔が充分な栄養塩を吸収することができなくなります。その結果、色素が生成できなくなり黄色や褐色の色落ちした海苔となります。

赤潮による被害の対策

伊勢湾流域では赤潮の原因となるプランクトンのモニタリングを行い赤潮予報を公表することで、漁業者へ情報提供しています。

  • 赤潮情報(愛知県)
  • プランクトン速報(三重県)