クリアリングハウス
情報の所在地や入手方法などを記したデータを集め、検索できるようにしたシステムのことです。例えば、図書検索システムなど。
クリアリングハウスの仕組みは、「“データ”を保有している機関や団体が、インターネット上にサーバを接続し(これらのサーバを「ノード」と呼ぶ)、“データ”の利用に必要な情報(※「メタデータ」といいます)をノードを通じて公開する。一方、“データ”利用者は、ネットワーク上に接続されているクリアリングハウスのノードを検索することにより、どこに、どんな“データ”が、どのような形であって、どうすれば使えるのかを知ることができます。
この仕組みにより、利用者が必要な“データ”を入手することが容易になることから、データの相互利用が促進され、不必要な重複投資が回避されることが期待できます。これらを実現するためには、データ保有機関の間でデータの定義を統一化する必要があります。つまり、あるデータに関して、どのような方法で記録するか、表現するか、またそのデータについての所在・内容を明確にする仕組み等の「決まり」が必要となります。その「決まり」を作成することを標準化といいます。