- 六価クロム
- クロムは、銀白色の硬くて脆い金属で、地殻中の存在量は、約100mg/リットルで、水中のクロムは通常3価と6価の形で存在します。このうち6価クロムは主にクロム酸(CrO42−)や重クロム酸(Cr2O72−)の形をとり、特にpHが酸性のときは酸化力が強く、有毒です。主な用途としては、顔料、電気メッキ等があり、これらの廃液や、クロム鉱さいからの浸出水による地下水汚染が報告されています。人体への影響としては、皮膚潰瘍、鼻中隔穿孔、肺がん等があります。環境基準値は、「0.05mg/リットル以下」と定められています。