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伊勢湾の環境:地形

陸上地形
伊勢湾の東側は木曽山脈、三河高地、北側は飛騨高地、西側は伊吹山地、鈴鹿山脈、布引山地、南側は紀伊山地に囲まれ、その内側に豊川平野、岡崎平野、濃尾平野、伊勢平野の平地が広がっています。
陸上地形
出典:国土数値情報を基に作成
海底地形
伊勢湾の平均水深は約20mであり、湾の中央部で盆状に深くなっており水深約35mとなっています。一方、三河湾は、平均水深が約9mであり、水深20m以浅の海域が大部分を占めます。
海底地形
出典:日本海洋データセンター(JODC)の500mメッシュ水深データ
海岸線の現状
伊勢湾湾奥部の海岸線はほとんど港湾や埋立て等による人工海岸になっています。伊勢湾の南側ほど半自然海岸や自然海岸が増え、志摩地域では自然海岸が多く、良好な景観を有しています。
海岸線の現状
出典:伊勢湾環境基本構想調査報告書1998:運輸省第五港湾建設局 の図を基に作成
海岸線の現状
※環境省による定義
海岸線の経年変化
昭和28年の台風13号及び昭和34年の伊勢湾台風により沿岸域に甚大な被害を受けたのちに、護岸の整備が進められました。
昭和28年の台風13号で被災後に整備された護岸
伊勢湾台風被災状況
被災直後
伊勢湾台風復興後
対策工事後
出典:「昭和二十八年十三号台風 海岸復興誌」(愛知県、昭和32 年発行)
埋立地の変化
名古屋港周辺や三河湾沿岸では埋立てが大規模に行われました。このような沿岸の整備及び開発に伴って、自然海岸、半自然海岸が減少し、人工海岸が増加しています。
埋立地の変化
埋立地の変化
出典:環境自然環境局:第2回〜5回自然環境保全基礎調査(1978〜1998)を基に作成
伊勢湾及び三河湾における埋立面積は、昭和23年頃から昭和55年頃にかけて名古屋港、衣浦港、三河港を中心に増加しています。
埋立地の変化
出典:【埋立履歴図】平成9年度 伊勢湾環境基本構想調査報告(運輸省第五港湾建設局、1998)
海底地質
伊勢湾及び三河湾の海底表面の地質は、ほとんどが砂質土、砂混じりシルト、粘性土で形成されています。 伊勢湾、知多湾、渥美湾の各湾の中央部付近は粘性土で形成されており、伊勢湾湾口部付近には砂礫などが分布しています。
海底地質
出典:「三河湾(パンフレット)」の図を基に作成

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